Gibson ＜ギブソン＞
1967-68 ES-330TD Cherry

1959年のデビュー以来、人気の高い"Gibson ES-330"
確認できるポットデイトや各部仕様より判断して1967-68年頃製造と思われる1本です。

ES-335と同等のボディシェイプながら、センターブロックがなく、いわゆるフルアコースティックの構造を採用したES-330。
フルアコ構造から得られる独特のイナタく、枯れた独特のサウンドはコアなファンに人気の機種です。

本機の主要な仕様として、約40mm幅のナローネック＆14度ヘッド角、スモールブロックポジションマーク、クロームメッキのPUカバー、19フレットジョイントなど60年代後期～70年代前期頃の特徴席な仕様に加え、19Fジョイント仕様の個体では珍しい"1Pマホガニーネック仕様。
ネックグリップはスリムな印象ながら過度な薄さ/細さを感じない適度なネックグリップに仕上がっており、人気の高い年式なのも頷ける完成度。
オリジナルファクトリービグスビーにサドルにはPatナンバー入りのワイアードABR-1を搭載、サウンドにおいても"豊かな生鳴り"は勿論、ヴィンテージならではの”しっかりと乾いた甘いトーン”が楽しめる個体です。

把握している交換＆手が加えられている箇所は以下の通り
・ナット交換(オイル牛骨)
・リフレット(ナロートールサイズ)
・フロントボリューム（近年のCTSポット）
・ビグスビーアーム部のみ交換(元のパーツは欠品)
と消耗しやすい箇所の交換程度で高いオリジナル度をキープしています。

※オリジナルポットのポットデイトは配線/ハンダにより隠れてしまっている箇所が多く、確認できる限りそれぞれ下記の通りとなっており、キャパシターにはオリジナルのコンデンサが搭載。
配線の雰囲気からフロントボリューム交換意外の交換/修復歴がないと判断した上で、シリアルナンバー、各部仕様等から総合的に67-68年製と判断しております。
※本機のポットデイト
・フロントトーン：アース配線及び半田により解読不可
・リアボリューム：1376※※※
・リアトーン：13767※※

ネック裏の塗装が広範囲にわたってウェアが見受けられる他、全体的に擦れ傷、弾き傷、打痕、金属パーツのクスミ、ウェザーチェック等が散見される等、年式相応に使い込まれた印象です。
全体的な塗装には経年劣化に伴うウェザーチェックや剥がれや、塗装のしぶきなど全体的にやれ感が感じられます。
リアピックアップザグリ付近にトップ落ち防止の目的と思われる魂柱の増設されております。
1-4の指板の凹みをフラットにするためにエポキシのようなものが埋められています。
ペグツマミに軽度のシュリンクが生じておりますが、通常使用には問題はございません。
フレットはリフレットされてから消耗が多くなく、全体的に7割程度としっかりと高さを残しており、アンプを通して気になるビビリや音づまりは感じられません。
※現状、12F上の弦高で6弦部で約2mm、1弦部で約1,6mmに調整しておりますが、この状態で1弦側のサムナットは限界まで下げきった状態になっております。

ケースはオリジナルの古いハードケースが付属します(下部のラッチ部分が一部破損しております)。

重量 : 約3.05kg
※本商品はお客様の中古委託品です