Stuart ＜ステュワート＞
FRED-50B Butter Scotch Blonde

Fender Custom Shopのシニアマスタービルダーとして活躍したFred Stuart (フレッド・スチュアート)。
カスタムショップの立ち上げ時から2001年まで在籍し、Telecasterの製作においては特に高い評価を得ているクラフトマンです。

本器は2010年頃僅かな期間に製作販売された日本製のライセンスモデルで、ヴィンテージTLと同様のデザインが特徴です。
ライセンスモデルと聞くと”コストパフォーマンスモデル”や”廉価モデル”と思われがちですが、工場での大量生産品ではなく本家同様に材料からディテールまで拘り細部まで丹精込めて作り込まれた工房製作品・手工ギターだと感じさせます。
バタースコッチブロンド×ブラックピックガード、ホワイトブロンド×ホワイトピックガードの２色限定となっておりカラーや仕様は1953年と1955年をイメージして製作されています。
ハードケースもUSAモデルと同じくG&G製ホワイトトーレックスのStuartロゴ刺繍入りの物が付属します。


・ボディ（極薄ニトロセルロースラッカー）
ボディはセンターを外したオフセット2ピース仕様のスワンプアッシュ。かつてフレッドがフェンダー社に在籍していた頃、レオ・フェンダー氏本人に直接師事しており「ピックアップやコントロール関係の部分には絶対にボディ材の継ぎ目をもってくるな」と教わったと言っている。この教えを守りフェンダー創設者のスピリットと伝統を継承したいというフレッド氏の強い希望からライセンス生産モデルは全てピックアップとコントロールを外した位置に継ぎ目を持つオフセット2ピースとなっている。

・ネック（極薄ニトロセルロースラッカー）
ネックは本物の1950年代のテレキャスター（ブラックガード）から細部にわたり採寸し、当時のグリップ感を完全再現。ネックエンドに向かうに従いナローに太くなっていくグリップは当時のネックの特徴であり、サウンドにおいても芯の太さにも一役買っている。

・ピックアップ
ピックアップはU.S.A製と全く同じ、スチュアート氏がハンドワイヤリングで製作しているオリジナルピックアップを採用。ブラックガードとホワイトガードの2モデルになっており、こちらも当時の仕様を再現している。

・コントロール/パーツ関係
最大の特徴は4WAY切り替えのレバースイッチ。U.S.A.モデルと同じく通常のフロントポジションにもう一段階ポジションを設けてあり、ネック/ブリッジピックアップのシリーズミックス（フロントとリアのハムバッキング仕様）が可能となっている。これによりシャープなシングルコイルの印象から一気にサウンドを太くする事ができ、ソロ時や歪ませた時にパンチが生まれる。ペグはクルーソン社製（レプリカ）のノーレターシリーズ（ギアボックスに刻印なし）、ポット・スイッチ・ジャックは業界標準とも言えるU.S.A製、ブリッジはGotoh製でオリジナルの刻印を誂えて特別に生産。サドルはブラス製で予め角度を付けてあるため、ヴィンテージタイプのテレキャスターにおいて不安定になりがちなオクターブピッチ感が解消されている。ナットにもオイル浸けのナット材を使用。ブラックガードの顔ともいえるピックガードもベークライト素材を採用。

■Body：Off Set 2PC Ash
■Neck：1PC maple
■Fingerboard Radius：240mm 21Frets,W/Black Dots
■Body Finish：Butter Scotch Blonde Nitrocellulose Lacquer
■Neck Finish：Clear natural Nitrocellulose Lacquer
■Pickup：Fred Stuart Blackguard USA(Neck & Bridge Position)
■Pots& Caps：STD 250K Audio. 0.1 MFD Cap.
■Bridge：Stuart Original Gotoh(W/Intonation Saddle)
■Pickguard：1P Black(5 Philips Screws)
■Tuning Key：Kluson 6 in line / MB / Nickel / NL (inch Size)
■Colour : Butterscotch Blonde
■Case：G&G White Tolex Case(Stuart Original Logo)


殆ど使用感のない綺麗なコンディションです。
重量は約3,18kgとなります。