Gibson Custom Shopセミナー in Historic Guitars 名古屋


2012年10月にGibson Custom Shopのトレード・チャネル・サポート・ディレクター「Thom Fowle氏」、ヒストリックプログラムマネージャー「Edwin Wilson氏」、Gibson Japanの「TAK栗田氏」を加えた”Gibson Custom Shopのスペシャリスト”をロッキンに迎え、スタッフ向けにGibson Custom Shopセミナーを開催。最新スペックを纏った限定モデル「1959 Les Paul Factory Burst」や今後の1959 Les Paulに関しての詳細を伺いました。
今回のセミナーは、「究極」とさえ感じられるスペックを纏って2012年にGibson Custom Shopより発表された「1959 Les Paul ”Factory Burst”」に関しての、ロッキンスタッフへ向けた案内やさらに充実した商品知識を得る事が目的です。このモデルをリリースするに至った経緯、今までの1959 Les Paulとの違い、等のディープな話をQ&A形式でご覧下さい。

■ 1959 Les Paul ”Factory Burst”に関してのQ&A

Q1:1959 Les Paul Factory Burstを製作することになった経緯を教えてください。

1959年当時に出荷された新品の状態のレスポールを再現するというコンセプトの元で製作を開始しました。スペックの見直しに加えて、退色していない赤みの強く残ったカラーリングを採用しました。カラーリングはFactory Cherry BurstとFactory Darkk Burstの2色の展開です。

Q2:Factory Burstで採用されている新スペック「ロングスタッド」について教えて下さい。

当時は細かいパーツもGibson Factory内で生産しており、スタッドのインサートは長い1本のものをカットしてそれぞれのモデルに使用しておりました。これによってLes Paul、Les Paul Jr.r、SGといった機種ごとに長さが異なります。オリジナルレスポールに関しては現在のリイシューモデルよりもより深いインサートとスタッドを使用しており、Factory Burstではオリジナルと同様に長いスタッドを採用することになりました。長いスタッドを使用することでサスティーンの向上、材質はスチール製で、よりブライトなサウンドを得ることができると考えます。
※写真左側が旧来のスタッド、写真右側が今回採用される事となったロングスタッドです。なお、スタッドの素材は近年はブラス(真鍮)からスチール(鉄)に変更されています。

Q3:新しいバックカラーのアニリンダイについて教えてください。

通常の着色方法はフィラー(目止め)の後にペイントして着色する方法ですが、アニリンダイではフィラーによる着色の後、ペイントすることなくクリアラッカーでフィニッシュしています。より奥深く、立体的に見えるのがアニリンダイの特徴です。また通常ペイント着色のものよりもカラーがフェイドするのが早く、オリジナルに近いフェイドカラーを楽しむことができます。ナチュラルフィラーとウォルナットフィラーを混ぜ合わせたものにさらに2色のチェリーのアニリンダイパウダーを加えてダークなカラーを再現しています。モデルによって配合バランスを変えて微妙なカラーリングの変化をつけています。
※下の写真左側が旧来のチェリーバック、写真右側が今回採用される事となったアニリンダイバックです。

Q4:アニリンダイは今後の1959モデルなどにも使用されますか。

いずれすべての59レスポールでも使用されることを望んでいますが、管理と仕上げには高い技術が必要です。現状ではレギュラープロダクションを製作するセクションではアニリンダイを使用しておらず、私のエリアで特別なモデルを製作しているわずかなスタッフのみがその作業をしています。現状ではカスタムオーダーや特別なモデルのみに使用されているフィニッシュです。

※後日追記 2013年モデルより全てのHistoric Collectionにアニリンダイが採用されております。

Q5:使用されているピックアップ、アルニコ3のカスタムバッカーについて教えてください。

オリジナルPAFの特徴としてブライトで低出力な物が多く、それを再現するためには現在のバーストバッカーをモデファイする必要がありました。初期のPAFを数多く検証した結果、マグネットはアルニコ3を使用されている物がほとんどでした。経年変化によるサウンドも考慮していますが、ブライトでLowアウトプットなピックアップ、ハムバッカーでありながらシングルコイルのようなテイストを持つブライトなサウンドを再現しています。現在はスペシャルプロダクトのみに使用しています。

※後日追記 2013年モデルよりHistoric CollectionのピックアップがCustom Buckerに変更となりました。

Factory Burst Specの1959 Les Paul 在庫品

FactoryBurst仕様にてカスタムオーダーした”究極仕様”の1959レスポールがロッキンへ入荷しております!

Special Run 1959 Les Paul Standard Reissue V.O.S Dark Cherry Burst #921104

厳選に厳選を重ねたプレミアムグレードのワイドなシーガルトップに深い色合いのダークチェリーバーストフィニッシュ、今なお色褪せる事のないスライドの名手が愛用したあのレスポールを彷彿させる極上のルックスに、オリジナルへの徹底的な拘りを実現させた”Factory Burst”と同様の最新スペックを採用して30本限定で生産された1959 Les PaulReissue!「3.74kg」のフェザーウェイト、豊かなミッドレンジとピッキングによって表情を変える倍音を含んだサウンド、そしてやはりカモメが飛ぶ様を思い浮かべる独特なメイプルによるこのルックス、現代最高のレスポールと呼ぶに相応しい1本です。
Thanks Sold!!

1959 Les Paul Standard Reissue ”Hand Picked” Lightly Aged , Bourbon Burst

「エドウィン・ウィルソン」氏の秘蔵するフィギュアドメイプルをボディトップに使用し、程よく使い込まれてきたヴィンテージギターの様な質感の「Lightly Aged」加工が施された1959 Les Paul Standard Reissueです。コントラストが強く、ワイドなフレイムが程よくカールした極上のフィギュアドメイプルに、落ち着いたBourbon Burstフィニッシュ、バーストを色濃く残し退色の少ないカラーとの組み合わせでは珍しい「Lightly Aged」加工が施され、古びた貫禄の中にも現代的な美しさを持った素晴らしい1本です。さらに、「Fuctory Burst」と同スペックを採用し、サウンド、スペック、ルックス、どれを取っても現代最高峰と呼ぶに相応しい1本です。
Thanks Sold!!

1959 Les Paul ”Hand Picked” V.O.S Green Lemon Factory Burst Spec

Gibson ナッシュビルファクトリーの膨大なメイプルのストックからロッキンスタッフが厳選したフィギュアドメイプルをボディトップに使用し、オリジナルへの徹底的な拘りを実現させた”Factory Burst”と同様の最新スペックを採用した「1959 LesPaul Standard Reissue」。オリジナルへの徹底的な拘りを現代の技術で実現した究極のヴィンテージリイシューモデルです。

Thanks Sold!!

1959 Les Paul ”Hand Picked” V.O.S Green Lemon Factory Burst Spec

Gibson ナッシュビルファクトリーの膨大なメイプルのストックからロッキンスタッフが厳選したフィギュアドメイプルをボディトップに使用し、オリジナルへの徹底的な拘りを実現させた”Factory Burst”と同様の最新スペックを採用した「1959 LesPaul Standard Reissue」。オリジナルへの徹底的な拘りを現代の技術で実現した究極のヴィンテージリイシューモデルです。
Thanks Sold!!

1959 Les Paul ”Hand Picked” V.O.S Green Lemon Factory Burst Spec

Gibson ナッシュビルファクトリーの膨大なメイプルのストックからロッキンスタッフが厳選したフィギュアドメイプルをボディトップに使用し、オリジナルへの徹底的な拘りを実現させた”Factory Burst”と同様の最新スペックを採用した「1959 LesPaul Standard Reissue」。オリジナルへの徹底的な拘りを現代の技術で実現した究極のヴィンテージリイシューモデルです。


Thanks Sold!!

■ セミナー終了

ギブソンカスタムショップ製品は日々のたゆまぬ研究によって常に進化し続けています。今後もカスタムショップスタッフのサポートをいただきながら連携を深め、ロッキンスタッフもさらなるスキルアップをめざし、幅広い知識でお客様へより良い商品をお届けできるよう日々勉強させていただきます!

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